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わくぺめも

「うっかり」を茶化したくないと思った

行間を深読みしたりデータを参照して考察したりするのが大好きなオタクが、FNS歌謡祭での3秒くらいのカットについてうだうだとくだをまくだけの文章です。

わからない方への配慮は一切しないので、「何のこと?」ってなる方多数だと思う。そう思った方はこの記事のことは気にしないでください。大したことじゃないとは言わないけど、知らなくてもまったく問題なく生きていける話だから、「何のこと?」のままで大丈夫です。

あと同じこと何回も言ってます。もっと時間かければもっと整えられる気がするけどもうええわ。思考とアウトプットのグルーヴ感、大切にしていこうな。

担当がうっかりしてた

なんというかこう、うっかりしてたじゃないですか。
リアルタイムで目撃したときは正直「おいおいおいおい!!!」ってひな壇芸人ばりにツッコんじゃったしひっくり返って笑っちゃったけど、時間が経てば経つほど、あれを茶化したりネタにしたりしてのちのちまで引きずることはしたくないなと思った。
少なくとも、ただの受け手でしかない自分は茶化さずにいたいと思った。

あれはたぶん、というか確実に、ご本人にとっては不本意な映り方だったと思うんですよ。どう考えても、狙ってやったわけでは絶対にない。
しかも、本体の仕事には目に見えて気合いを入れて臨んでいるあの方のことですから、なおさらです。「年末」の「ゴールデン」の「音楽特番」という責任重大よくばりセットみたいな番組で、自分がピンで抜かれた瞬間に狙いどおりの姿を見せられなかったというのは、ご本人にとってはどうだったんだろう、とずーっと考えてました。

あの方は、ライブのMCなんかで自分の言葉選びによって語弊が生じても、ニコニコ笑って「いいのいいの」と流したりする人だけど、今回のそれは果たして「いいのいいの」で済ませることができるものだったのだろうか?

「悔しい」とまで強く思ったかどうかはわからないけど、少なくとも「不本意」ではあったんじゃないかなあと。狙ったものではない。笑ってほしくてやったわけではない。ウケ狙いではない。
放送終了後に、ご本人がSNSとかですぐネタにしていれば話は別なんですけど、しなかったじゃないですか(してないですよね? してたらごめん教えてほしい)。あの方の性格をかんがみれば、自らネタにしなかったということは、そういうことなんじゃないかなと思うんですよね。
となれば、受け手の自分は、それを掘り返して茶化すことはしたくないなと。たとえ愛を込めてやっているつもりだろうと。

いやごめんなさいめちゃくちゃ笑いましたけども。「それでこそ!!!!!」とまで思いましたけども。なんならテレビの前で拍手しましたけども。
(床にひっくり返ったままテレビに向かって大喜びで手を叩くオタク珍百景)

ただ、ご本人にとっては不本意だったかもしれないけれど、あなたのいいところがすごくよく表れてて愛しさが深まるワンシーンでしたよと伝えたい。そういう意味ですごく「よかった」ですと伝えたい。
いや別にご本人には伝わらなくていいので、自分の中でそう思っておきたい。

ここまでで話した「不本意ではあったんじゃないか」「本人がネタにしてないということはそういうことだよな」というのも、自分が勝手に種々の状況からぼんやりと想像してるだけのことです。
だから、蓋を開けてみれば全然違ってる可能性だって多分にある。頭を抱えるほど悔しがってるかもしれないし、逆に「あ、そんなことあったね笑」というくらい気にしてないかもしれない。それはわからない。人の気持ちは本人にしか知り得ない。他人が勝手に推定していいことではない。そこはわかってます。
わかってるけど、わかったうえで話を続けます。「ご本人のお気持ち当てっこゲーム」をしているのではなくて、「これを書いている自分自身が自分の感情をどう落とし込むか、という話」をしているからです。

というか、推しとかオタクとか関係なく、人が何かをうっかりしたときに他人がそれを笑う権利があるのか? というシンプルな問題でもある。自分がテレビの前で笑った事そのものは消えない事実としても、「これ、笑っていいものなんだっけ?」と立ち止まることは忘れずにいたいなと。

あのうっかり、「可愛い」ともまた違うんだよな。本人が可愛いって言われたがってるとも思えないから、なおさらそう思うんですけど。
もちろん、本人が欲しがっている感想以外を発してはいけないなんて法はないんだけど、それでも自分は「可愛い」以外にもっとしっくりくる言葉を探すことを諦めたくない。思考を止めたくないというか。

あの方について「可愛い」という言葉を採用してる他人のことを、思考停止してると断じてるわけじゃないですよ。あくまで自分の話をしています。これは壁打ちです。ここは発信する場ではなくて日記なので、全ての発言は内向きの独り言です。

しっくりくる言葉といえば。
この記事の下書きの段階では、冒頭の見出しは『担当がやらかした』でした。それを『担当がうっかりしてた』に書き換えました。「やらかした」という言葉がしっくりこなかったからです。もっとなんか、もっとなんかある気がするなと思って。
だって「やらかした」ってネガティブなイメージが伴う言葉ですけど、実際あのシーン最高じゃありませんでした? 最高だったよな。最高だと思ったんだよ。だから「やらかし」とは違うなと思ったんですよ。

とは言え、とは言えなんですけど、FNS歌謡祭のカメラマンさんたち、相当入念にカット割りを組んで緻密に撮っていらっしゃいましたよね。映像制作等についてはド素人の自分が当日の放送を見届けたかぎりだけど、幾度となく舌を巻いたもんな。
となれば当然、アーティストを入れてのリハもしっかりと行ったと思うんですよね。それでいてあの方だけあそこの振りがああなるっていうのはやはりなんというか、あの、やっぱり愛しいというほかないなと思いました。

担当、愛しいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!

以上です。