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わくぺめも

「俺たち」が大人になるまでの物語、『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSON』

HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSIONを観ました。

試写会含め4回観て、少しずつ落ち着いて鑑賞できるようになってきたので、ここでひとまず感想を書いた。思考の書き起こしみたいなもので深い掘り下げなんかはほとんどしていないけど、一つのログとして!

特記事項

  • 「記事」ではなく「書き起こし」なので、長いです
    • 11/14(火)13:10に更新してさらに長くなりました
  • ネタバレしかしていません
    • 「ハイロー観たことないけど気になってるんだよね」という人には、できれば先は読まずこのまま最寄りの映画館のサイトに飛んで予約してみてほしい
  • 個人的にMVPは佐野岳演じるユウ(なのでたぶん彼への思い入れが丸出しになってる)

はじまるよ〜

  • おなじみの「松竹」のあと、「HI-AX」の画面をバックに脈打つ不穏な鼓動……
  • え〜〜〜そんな……まさか……ねえ……
  • と思ったらやっぱり開幕拷問シーン!!!!!
  • 第1回試写会での舞台挨拶で、岩ちゃんが「あれはゴマ豆腐なんで安心してください(にこにこ)美味しいなーって考えながら撮ってました(にこにこ)」って語ってたけど、それを踏まえても普通につらくて号泣した
  • でも鑑賞2度め以降はただただがんちゃんの腕のうぶ毛をガン見することに注力している
  • コブラにもうぶ毛は生えてるんだよな……
  • とはいうものの、コブラが生コンを飲まされる瞬間のえづき声、本当に苦しそうでつらいんですよ
  • つらい気持ちを置き去りにしてナレーション立木文彦! 説明!
  • 3年間続いてきたシリーズの最終章であっても、これまでのあらすじをしっかり入れてくるハイローくんの優しさ
  • 正直、ここはもうちょい縮めても良かったなーと思ってる
  • けど、多少なりともいるであろう初見勢にもとことん親切に説明する、これがハイローくんのスタンスなんだなと納得もできた
  • とは言え、黒白堂駅で善信に蹴りを食らわせたコブラの「これが答えだ」からHIGHER GROUNDが流れないのはやだやだ〜〜〜〜〜物足りない〜〜〜〜〜!!!!!
  • どれだけザム2観てどれだけ脳に染みついてると思っとんじゃ〜〜〜〜〜!!!!!
  • しかしそこからシームレスに始まる本編、とにかく岸谷五朗の圧がすごい
  • 世界観がぶっ飛びすぎて、ともすればコミカルになりかねない口調や仕草、表情もろもろ。ものすごい重力をもって視線をひきつけてくる
  • ていうか善信キック怖ええーーーーー!?!!?!?
  • ヤクザの幹部ってそういうことまでできるの!?(?)
  • あのコブラがたった一発で立ち上がれなくなるほどの威力、やばすぎません?
  • そんな善信の煽りから、襲撃され崩壊していくSWORD各地区の映像に
  • チームそれぞれの本拠地があっけなく壊滅させられていくの、胸が痛い
  • club HEAVENという城や鬼邪高の校旗が燃やされていたり、達磨の信念をあざ笑うように『達磨不立』の半紙で壁が埋め尽くされていたり、各チームの心を折りにきてるのがえぐい
  • ノボルの「俺たち間違ってないよな……?」ってモノローグはなんとも言えないけどね
    • 頭良いはずなのにこの期に及んで「俺たち間違ってないよな」はないよ、ない
  • そういえば、この流れでITOKANが襲撃されてないのは意外だった
  • 商店街の大通りや他のたまり場(やメンバーたち自身)を襲撃してよしとしたのか、山王がITOKANに集まってくるのを待ちぶせるつもりでいたか?
  • でも確かに、「コブラにはもうついていけない」と戦線を離れた山王メンバーたちが九龍に襲われて傷を負い、コブラのところへ語気荒くやって来るのは、ある意味ではコブラの心を折る手段としていちばん効果的だったと言える
    • このシーン、ノボルの背後の黒板に友人が目をつけてたので自分も気をつけて見てみたんだけど、「久世会」「劉会」とかって書き込みが見える
    • 作戦会議でもしてたのかな? 一時停止してよく見たい
  • さておき、正直和解するつもりなのかと1mmくらい期待して観ていたから、ダンの吐き捨てた「俺たちはもう山王連合会やない」という言葉がきつかった
  • そうして九龍から身を隠しダンたちを見送った山王メンバーが、ここからドラマ第1期のスタイルに立ち戻っていくのまじでまじでまじで激アツ展開じゃないですか?????
  • ヤマトが黒いバンダナで顔を覆った瞬間に手が震えたし、涙までぼろぼろ出てきて自分でもびっくりした
  • 個人的には、劇場版を何度も何度も観たあとにドラマシリーズを観て「この頃の山王はただのギャングみたいだったなーww」「……でも、この時の雰囲気も好きだった」ってしんみりした気持ちにもなっていたんですよ
  • ハイローという物語が進むことでキャラクターたちも変わっていく、彼らを取り巻く環境も変わる、でも、だからこそ、山王がただただ純粋に「街を守るため」に有象無象とやりあっていたあの頃が懐かしくもあった
  • その懐かしい時代に、「九龍と対峙する山王連合会」がみずから立ち戻ったというその選択
  • あまりにエモーショナルで言葉を失った
  • ヤマトの「ここは俺たちの庭だ」が胸に迫る
  • そう、戦いのステージがどんどん進んで自分たちが何と戦っているかすら不明瞭になり、そのために仲間を失いさえして、ぼろぼろになったコブラ、ノボル、ヤマトが帰ってきたのは「俺たちの庭」、山王街だったんだ
  • ヤマトが九龍をおびき出した先が、ドラマ第1期の最序盤でスクラッパーズと戦った場所であることもなんかもうやばい
  • 「戻ってきた」感覚
  • コブラもノボルもヤマトもあの頃の自分を忘れてなんかいないんだ
  • けれどそこにはダンもテッツもチハルももういない、そのことがコブラの頭からは離れない、だから彼はこんなにも荒れている、いつも泰然としているコブラがこんなにも自分を保てずにいる
  • 自分は変わっていないはずなのに仲間が離れていく、さまざまなものが壊れていく、何がいけなかったのか? どこで間違えたのか?
  • コブラの脳裏によみがえるダンの言葉、「お前が間違ってても、お前を信じてついてってる仲間がいることを忘れるな」
  • ダンはコブラが「間違っている」と責めているんじゃなくて、コブラが「自分を信じてついてきた仲間を傷つける選択をしている」ことをこそとがめている
  • ダンってどこまでも仲間のことを考えてるんですよね
  • でも、仲間のことを考えているのはコブラだって同じで、だから「そんなことてめえに言われなくてもわかってる」と怒りにも似た表情で思う、
  • 思うけれど直接言い返すことはしない、だってダンこそそんなこと言われずともわかっているということを、コブラもちゃんと知っているから
  • コブラたちとダンたちの決裂、正直ザム2のときは「コブラちゃんそれは駄目だわ……たとえ正論でもリーダーの言い方がそれじゃメンバーはついてこれないよ」って考えていたんだけど、ザム3のこのシークエンスでもやもやがだいぶ晴れた。モノローグとその他の描写でコブラの内面が把握できたから。コブラが「わかってる」うえでその選択をしたならもう何も言うことはない
  • ……と思ったけど克也会のトップに一人で闇討ち仕掛けるのはさすがにねーわコブラちゃん!!!!!
  • 応援上映があったらここで元気いっぱい「バカ!!!!!!!!!!」って叫ぶ自信ある
  • あれだけ「まずは諜報だ」「ここは俺たちの庭だ」つって頭使った連携プレーみせてたのになんでそこでスタンドプレーかますんだよ!!!!!
  • バカ!!!!!!!!!!
  • あーほら捕まったよ!!!!!!!!!! バカ!!!!! もう!!!!!!!!!!
  • 暗転!!!!!!!!!!
  • 話が前後するけれど、撃たれたのが広斗自身ではなくて西郷だっていう見立て、自分の周りではザム2当時からほぼ確定として語られてたので「あ、本当だった」ってちょっと感動した
  • 撃たれる瞬間の胸部分のアップ、広斗の革ジャンにある装飾が一切映ってなかったから
    • となれば誰かがかばった可能性は高い
    • 雅貴と琥珀さんはセリフのタイミングや距離からして難しそう
    • 他にレザーの服を着ている人間といえば……? っていう
  • 広斗はもちろんだけど、西郷も命に別状なさそうでよかったよ……
  • カットが変わり、西郷の隠れ家でカジノ計画の裏に潜む真相を聞くMUGENと雨宮
  • 「ハイセンセー、俺社会の授業受けにきたわけじゃねえんだわ」
  • この抜け感。雅貴はどんなときも雅貴だなあ
  • 「俺アレだね、ウイルスあたりから全く話聞いてなかったね」
  • あなたはあまりにもあんまりすぎです
  • 雅貴と九十九さんのおかげで一気にムード引き戻される、本当やめてほしい(楽しい)
    • 今作は本当にこの二人がギャグパート全般の戦犯みたいなとこありますからね
  • 最初からわっっっかりやすい地図を起点にして西郷が解説してくれてるのに、「これがSWORD地区で起きたことだとしたら……?」って言われて初めて「!? 何ッ……!?」って驚いてみせる琥珀さん
  • 琥珀さん地図見たことないの?
  • 地図に照らし合わせると湖の真上は鬼邪高の縄張りになってる。そもそも各地区は物理的な障壁もなく隣接してる。それでいて無名街以外に公害の被害者がいっさい発見されていない(少なくとも政府側からはいないものとされている)のが疑問だけど、発症のトリガーとなるのはあくまで「鉱物に触れること」であって、有害物質が溶け出した水のほうは危険性が少ない……のか? だから実際に採掘にあたっていた無名街だけがターゲットに?
    • とかいったん立ち止まって考えたくなるものの、いつものこまけぇこたぁいいんだよ精神で話は進む
  • とはいえ、ドラマシリーズから広げに広げた大風呂敷を一挙にたたむ展開として、このストーリーはものっっっすごく秀逸だと思った!
  • 今まで冗談交じりに「ハイローは設定がガバガバだからな〜(そこも含めて好き)!」と言っていたけど、この展開はちょっとすごすぎて鳥肌が立った
  • 現代日本としては異質すぎる「無名街」というスラム街の存在、ドラマシリーズで無名街住人が採掘し九龍に売りつけていた謎鉱物、意味深な言動を繰り返しながらもSWORD勢に決して危害は加えずむしろ気遣っているように見える西郷、カジノ計画にやたらとこだわる国と九龍、突如無名街を襲った大規模な爆破……
  • さまざまな点を一気に束ねて一つのシリアスな真相にまとめあげるそのパワー、すごすぎる
  • とくに無名街の謎鉱物。ぜっっっっっっっっったいこの伏線回収されないと思ってた、すみませんでした
  • お前らに頼むしかない、と本音を明かす西郷を見据えて琥珀さんがかける、「これで公害の件を暴けば、今度こそ九龍を潰せるんだな?」
  • からの
  • ドッドパッ……ドッドドッパッ……
  • MUGEN ROAD!!!!!!!!!!
  • この展開、このタイミングでかかるMUGEN ROAD、本年度のノーベルブチアゲ賞を堂々受賞です。おめでとうございます
  • どう考えても天才
  • 感動冷めやらぬまま九龍の武闘派構成員とのバトルにもつれこむ!
  • 雅貴「なんか、つよそうだよ」
    • 可愛いかよ
  • ここからのMUGEN・雨宮の共闘がアツすぎる
  • やっぱり伝説の二つ名を持つ奴らはすごい、ただただひたすらに格好良い
  • ザム3は「大人の喧嘩」のステージに進んでいることもあって、こういった派手な乱闘は少なくなっているから、なおさらこのシークエンスが貴重でありがたくて面白くて、血が滾るような心地がする
  • そんなシーンとあらばハイローが誇る人外筆頭、ターミネーター源治を出さないわけにはいきませんよね!!!!!
  • ティンティンティンティン……
  • だからこえーよその固有BGM!!!!!
  • ザム2での車輪止めに続き、九十九さんが今度は側溝の蓋みたいなのを持ち出して戦うのにげらげら笑ってた
  • そしたら舞台挨拶で青柳さんご本人いわく「あそこでわざわざ鉄板を取りに行く意味が何度考えてもわからなかった」
    • 身も蓋もないことを言わないでください面白いから
  • 応援上映では「てっぱーーーーーん!!!!!」って叫べばいいのかな?
  • しかもせっかくの鉄板、秒で貫通されててさらに笑う
  • 九十九さん、源治相手だと常になけなしの装甲を貫かれて「うわ怖……ないわ……」みたいな顔になってて、まるごと既に一つの様式美になりつつあるのがやばい
  • やばすぎるので取り敢えず源治からは逃げるが勝ち!
  • 琥珀・雅貴、九十九・広斗に分かれてからのアクションも最高
  • 「最高」が止まらない
  • 走って逃げるわけでもなく悠々と歩きながら、まるでもののついでのように重いパンチを繰り出しては敵を沈めていく広斗、その不遜な振る舞いが非常に良い
  • 源会の下っ端に対して首をクイッとひねるようにして煽るその仕草を見た瞬間、自分の脳内に住む小学五年生が「おれ大きくなったら雨宮広斗になる!!!!!」って絶叫した
  • 雅貴のほうも、キック主体のスタイルで鮮やかに敵を倒していく
  • 琥珀さんと雅貴が背中を預けあって敵を蹴散らしていくの、ドラマシリーズでの対峙を思うとあまりの熱い展開に笑いすら出てくる
  • MUGENん時からの付き合いだもんな……
  • 背後から鉄パイプでぶん殴られても1mmも動じず反撃する琥珀さん、強すぎてもう面白い
  • さらに分散して単独で戦う雅貴、「うおー!」「しーっ!」って軽やかな仕草が良い
  • 自分の居場所を晒しやがった構成員を力任せに殴ったあと、痛いとでも言うように手をひらひらさせているんだけど、あれって雅貴が普段はキック主体で戦っているからなんだなーと気づいてにっこりした
    • そういう細かい描写が好き
  • そして次の瞬間の雅貴の床ぶち抜きキック!!!!!!!!!!
  • ザム3でいちばん目を見開いたシーンランキングぶっちぎり第1位
  • 雅貴の「蹴り」ひとつの演出として、こんっっっっっな格好良いやり方がまだ残ってたんですか!?!!?!?
  • しかもそこからそのままハイロー名物・長回し乱闘に突入!!!!!!!!!!
  • やや狭い上階の琥珀・雅貴チームのバトルをなめたあとぐっとのぞきこむように床を抜け、下階の広さを存分に使った九十九・広斗の共闘!!!!!
  • 基本的に愛想が悪くコミュニケーション力もアレな広斗が、九十九と言葉を交わさぬまま見事に連携して戦っているのがまたぐっとくる
  • 外人4コマの4コマ目みたいなテンションが続いてアドレナリン垂れ流し
  • 格好良い!!! 格好良い!!! 格好良い!!!
  • ハイロー最高!!!!!!!!!!
  • はあ最高……と一息ついたところで天井ぶっちぎって再入場してくる源治ずるすぎる
  • 「うわこっち来た!!!」
  • この緊迫感に笑いをぶち込む雅貴、ある意味で作中最強と言っていいのでは
  • ひと通り戦況が落ち着いてから九十九さんがぼそっと吐く、「ったく、琥珀さんといると退屈しねえわ」
  • ぶ、ブロマンス〜〜〜!!!
  • 琥珀さんと一緒にいるようになってから起きたすべてを、肯定も否定もせずそのままフラットに受け入れるような言葉
    • 何があっても琥珀さんのそばにいると堅く誓っている九十九さんだから言えるセリフ
  • というか琥珀さん、「西郷の言ってることが本当かどうか、確かめてくる」つってまじでそれなりにリサーチしてきてるけど、そんなスキルと人脈どこに隠してたんすか
  • 対する雨宮兄弟はリトルアジアへ飛んだわけだけど、そこでも広斗が「おい、早くしろ」と尊大にかまえて雅貴が「待てよ〜」とわたわたついて行く関係性が見てて楽しい
  • 雅貴「や、ヤギ……!?」
  • ヤギだね
  • 雅貴「ヤギ……ヤギ……」
  • ヤギだね〜
  • そして九十九さんの「琥珀さん、知ってるか」からコブラの問題のシーンへ続く
  • コブラのうぶ毛見放題シーンふたたび
  • というか、コブラの背中から二の腕にかけての筋肉が芸術的すぎて目が離せない
  • 木下ほうか演じる藤森の底知れなさにぞっとする
  • 続いて入ってきた黒崎の表情は威圧感あるものなんだけど、舞台挨拶で岩城さんが「がんちゃん可愛いな〜! と思いながら見てました」って教えてくれたおかげでそういうふうにしか認識できない
    • 背景に点描のキラキラが見える
  • けれどそんなテンションは一瞬で潰えてしまって、「それどうするの?」「飲ませる」というやりとりから生コンが目に入って胸が重くなる
  • 絶望したようにさえ見えるコブラのモノローグによって、ダンから決別の言葉を受けた瞬間からくすぶっていた気持ちがぶり返してつらさを増す
  • 街を守りたかっただけ、目の前に立ちはだかるものを倒したかっただけなのに、どうしてこうなったのか
  • ぐったりと脱力して、諦めたようにさえ見えるコブラにハラハラするんだけど、その瞬間にもSWORDの戦友たちはコブラを探して走り回っている
  • ここも泣いた
  • コブラが自分の選択は間違っていたのか? と折れそうになる、そういう人間的な面を見せたというだけでもザム3はものすごく意味の大きい作品だと思う
  • SWORDの頭たちと山王が一心に駆けながら叫ぶ「コブラ!!!!!」のあれは完全に黒子のバスケだった
    • ハイローは実質黒子のバスケ
  • からのMUGEN乱入!
  • 「まずそうなスムージーだな」
  • 琥珀さんスムージーとか知ってるんだ……
  • 「腹壊したらどうすんだ」
  • 九十九さんに腹壊すとかいう概念あるんだ……
  • 駆け寄る琥珀さんがコブラの腕をスルッ……て撫でるのがなんかやたらセクシーでSpace catみたいな顔になった
  • 助けられたコブラちゃんのほうも小動物みたいな顔で「琥珀さん……」って言うもんだからますますSpace catになった
  • そういえば、こうしてコブラ個人が分かりやすく琥珀さんに助けられる展開、今までなかったもんなあ
  • ともあれ、コブラちゃんの生コンキャンセル本当に安心しました
  • その間にも緊張感を増す無名街
  • 植野会会長とキリンジの長回しカット、本当に本当に好き
  • やってることは受け入れがたいんだけど、演出としては大好きだから、このへん色々混じったすごい変な表情でスクリーン凝視してる自覚ある
  • 激しいアクションをワンカットで撮るのが難易度高いのは言わずもがなだけど、こういう淡々としたやりとりを絡めつつ、無数の無名街住人や家村会構成員、さらに重機の動きまで緻密に組み上げた長回しもすごく難しそう
  • ブルドーザー? ショベルカー? がまっすぐフレームインしてきて、ちょうど画面の真ん中でキリンジがストンと降りる一連の流れ、どうしようもなく完成されてて何度観てもニヤニヤする。構図が美しい
  • 試写会の舞台挨拶で、植野を演じる笹野さんが思い出深いシーンとしてここを挙げていたの、観たら納得だった
    • 笹野「小野塚くん(キリンジ役)と2, 3分ある長回しのカットを撮ったんだけど、あれは俺たち頑張ったよね、最後、キマったね!」
    • 小野塚「はい! こんな大先輩とこんなに長いシーンをご一緒することなんてそうそうないと思ったから、できるだけ動きを盗んで、勉強させてもらう気持ちでやってました」
    • って感じだったかな?
  • そのやりとりを聞いてるもんだから、最後のキリンジキックにいつも「キマったね!!!」って声かけたくなる
  • 閑話休題、RUDEの皆を逃げさせてひとり囮になろうとするスモーキーが痛々しい
  • 正直このあたりでもう諸々の想像がついたから、涙が止まらなかった
  • 静寂を突き破って無名街を蹂躙する家村会、見ていてつらくなるんだけど、キリンジの「はァいこんばんは」は最高オブ最高
    • このワンカットだけで白米20杯くらいいける
    • 日本アカデミー賞最優秀こんばんは賞
  • スモーキーに「みんなを頼む」と託されて一粒だけ涙をこぼすタケシのカット、ハマってるコンテンツのワンシーンとしてもいち俳優の演技としても、ものっっっっっすごく好きです
  • タケシが去るのを薄く笑んで見送ったスモーキーが、一瞬で表情を変えて最後の場へ向かうじゃないですか、あの目に彼の決意が表れていてとても良い
  • そこに現れたのが他ならぬ二階堂っていうまさかの超弩級爆弾
  • ここへきて新情報をぶちこんでくるハイロー、どこまで情熱を有り余らせているのか
  • 二階堂にからめてシオンの名前もちゃんと聞けたのが嬉しかった。最終章だからね
  • このくだりを見てから、ドラマシリーズで二階堂がノボルに対して執拗に「過去を燃やせ」と言っているのを聞くと、ウウッ……となる
    • この点だけとってみても、過去作のなにげないポイントを「伏線」として拾いあげるのが上手すぎて舌を巻く
  • そしてその二階堂が最後の引き金を引くというのが、なんとも
  • なんかもうこのへんのくだりは何を言っても軽く響く気がするんだけど、個人的には、これで良かったと思った
  • もちろんスモーキーのことは悲しいし、初見のときは「これ2回以上観るの無理かもしれない」と思ったんだけど、このシークエンスのすべては死期の迫る彼が最善と判断してとった行動なわけだし、なにより彼は最後に笑っていたし
  • 家族と話して、大切なことを言葉でタケシに託して、二階堂とも久方ぶりに言葉を交わして。彼としては「じゅうぶんにやりきった」と言えるものなんじゃないかなと思う
  • とは言え、大切な家族には「これからは自分のために生きろ」と口にしながら当の自身は最後の最後まで家族のためにその身を費やす、というスモーキーの選択にはひたすら胸が痛むんだけども……
  • スモーキーのもとに駆けつけたコブラ、目の演技ですべてを表現していてこれも上手すぎる
  • ユウが涙をこらえているのは、自分の狂気を抑えてくれていたスモーキーがどんな姿であれまだ目の前にいるからなのかな、と思った
  • その証拠にというべきか、お墓を建てたことで視界からスモーキーがいなくなった次のシーンでは、誰よりも背中を丸めて肩を震わせてる
    • ピーの手をはねのけているけどその力もだんだんなくなって、最終的に背中を撫でられるがままになっているのが痛々しい
  • 今回、ユウとピーがセットになってるシーンが非常に多くて嬉しかった
    • RUDEの中でもずば抜けた機動力を誇るふたりだから、連携する場面も自然と増えたんだろうな
  • ビルの屋上でゴルフに興じるお偉方たちのシーンが入るけど、都心のビルの屋上からゴルフの打ちっぱなしってなんかもう凶悪すぎて笑う
  • 足元のゴルフマット、黒いからパッと見は目立たないけど、ちょうどクラブを振り下ろすあたりの位置が赤黒く染まってるんですよね、こえーよ
  • 「いっそのこと爆破でもしてカジノ計画の歓迎ムードを煽りましょう!」
  • きが くるっとる
  • 『政府は無名街爆破セレモニーを開催予定』
  • きが くるっとる
  • アッパー方向に狂ってる政府側に対して、RUDEのあまりに重苦しい空気
  • 近いうち爆破されるのがわかってる場所に墓標を建てることに対して広斗がつぶやく、「ここがいいんだ。あいつにとっては、ここが天国だ」が重たく響いて印象に残ってる
  • スモーキーの「俺たちはいつだって、誰よりも高く飛ぶんだ」ってセリフ、あと何回か観たら「いややっぱりよくわかんねえよ!」ってツッコミ入れられるくらいにはなるだろうか
  • とは言え、あの言葉を受けたうえで墓標を建ててスモーキーを見送ったことを契機に、タケシは彼の意志を真に受け継ぐことができたんだろうなと思う
  • ここでコブラが琥珀さんに「(九龍の下っ端を潰しても解決にはならない、)そんなこと分かってる、分かってるけど無理なんだ」と吐露するシーン、とてもとても好き
  • 襲ってくる災難に抗わないわけにはいかない、根本的な解決につながるかどうかなんて見極めている暇はない。そうして流れに翻弄されているうちに、自分たちが今どこにいるのか、どこへ向かっているのか分からなくなってしまった
  • その、「もうどうすればいいのか分からない」ことを自分で認めて、立ち止まること。言葉にして吐き出して、他人を頼ること。今までのコブラに必要だったけど、できていなかったことだ
  • 「分かってっけど、無理なんすよ」というその言い方がとてもコブラらしい
  • そうして「どうすれば九龍を潰せるんですか」と琥珀さんを頼ったその瞬間に、コブラは大人になったんだと思う
  • それをダンたちにそのまま伝えていれば、違う展開になっていただろうなとも思うけど、もういいよ、もういいんだ
  • そういえば銭湯のシーン、もうちょっとがっつり尺を割いてほしかったなあ……
  • 「コブラとDTCの亀裂」はザム2でいちばん大きかった出来事の一つだと思うんだけど、それが修復に至るまでの道筋をもっとしっかり見たかった……!
  • この編集だと、「(初登場の!)テッツのお父さんにいいこと言われて考え直した」だけにも見えかねなくて非常にもったいない
    • ていうかテッツのお父さんも明らかにただもんじゃなくて笑ったよね
    • あの人がカジノ計画のための立ち退き料にそんな喜ぶかなあ? この親子間もなんかコミュニケーション足りてなかったんだろうなと思う
  • 話を戻すと、DTCやカニ男のなかにも色んな葛藤があって、それを皆で話し合って折り合いつけてやっと山王に戻ったはずなんですよ、そうでないわけがない
  • その、折り合いがつくまでの思考を少しでもともに辿らせてほしかった
  • 「多くを語らせない」ことの美学というのはもちろんあるけれど、これだと多くを語らないどころか一言も語ってませんからね
  • テッツのお父さんが言ったこと、正論ど真ん中ではあるけどそう目新しくはなかったっていうか、いやそれはダンたちも自分で容易にたどり着けるでしょって感じのことだったから、まるでテッツのお父さんに言われて初めて気づいたみたいな演出はうーんうーん
  • たて笛尾沢が大怪我している点も触れてほしかったなあ。舞台挨拶での天野さんのお話を聴くかぎり、その部分も撮影はしているっぽいから
  • ディレクターカット版待ってますよハイローさん

  • ふたたびコブラと琥珀さんのやりとり
  • 琥珀さん「俺はお前に救われた。だから俺はもう迷わない。正しく生きる」
    • 正しく生きるなら時々やってるタバコのポイ捨てやめてくれよ琥珀さん!
  • そしてコブラたちのもとに集まるSWORDの面々!
  • ここに関しては、ダンたちとコブラの間に会話がないのは良かったと思う。ここはね
  • 鬼邪高の登場はとくに良かった
  • ひらひら手を振って降り立つ村山に九十九さんが「おーお前ら勉強はどうした」って言うけど、よりによってあなたがそれ言うんすか感
    • 九十九さん、喋ってるだけで伝説を量産していく
  • コブラがすっかり「山王連合会総長」の顔に戻ってメンバーに語りかける、「俺たちもいつかは大人になっちまう……喧嘩して、色んな人に迷惑かけて、仲間でモメて……」
  • 待ってお前らまだ子どものつもりだったの!?!!?
  • だからお前……そりゃお前……
  • 脳内ツッコミ追いつかない
  • 続く村山にネットの話をさせたのは相当な力技だなと思ったけど、このへんはハイローという世界が観客のみんなに伝えたいことの代弁も込みなんだよね
  • 正直「おっどうしたいきなり道徳の授業始まったぞ」って思ったけどね……ww
  • けど、「俺は何十年か後にこいつらと飲む酒のつまみでも作るわ」は、なんかもう番長としての成長のすべてが詰まってて最高です
  • 後ろで聞いてた鬼邪高生、みんな嬉しかっただろうなあ
  • 村山こそ、作中でもっとも「大人」になった一人と言って過言ではないと思う
  • 日向の言葉にかぶせるようにROCKYが「復讐なんてものに縛られやがって」って言ったとき、日向が「あ? なんの話してんだ」って返したのもすごく印象に残った
  • あれだけ復讐のために生きていた日向がここまで言うようになったんだなー、日向はついに解放されたんだなーと
  • RUDEは言葉少なに「俺たちは家族の弔いだ」とだけ言うんだけど、その後ろでユウが首を振るような仕草を見せてるんですよね
    • たぶん「っしゃあ!」みたいなことを言ってるんだと思うんだけど、最後まで映ってない。アドリブなんだろうな
    • ディレクターカット版待ってますよハイローさん
  • 九十九さんはいつもの表情で一言、「琥珀さん、俺はとことんあんたについていくよ」
  • ぶ、ブロマンス〜〜〜!!!
  • バディものとかブロマンス要素とか最高に好きなので感謝しかない、激アツ
  • 勢揃いしたMUGEN、雨宮、SWORD全員に対して琥珀さんが言葉をかける「これが最後の喧嘩だ」
  • ここでHIGHER GROUND!!!!!!!!!!
  • ノーベルまじやばい賞受賞です
  • HIGHER GROUNDがかかるとパブロフ的にアドレナリンがドバドバ出る
  • ここから、出撃準備に入る各チームをバックにエモい会話が展開されるの、スターウォーズ感があって好き
  • ヤマト「俺たちもさらに高く飛ぶために――」
  • RUDEみたいなこと言ってる
  • 「――勉強させてもらいます」
  • た、縦社会だ……
  • そんななかとうとう始まった無名街爆破セレモニー、なんかの比喩かと思ったらまじで「爆破セレモニー」って名前なの本当に気が狂いすぎててどうしようもねえな!!!
  • 「皆さまは歴史が変わる瞬間の目撃者となるのです!」で拍手喝采
    • 怖……(やや引き)
  • 時を同じくして作戦開始、エリを連れに検査場へやって来た九十九さんと山王(とRUDE)
  • ユウと九十九さんの組み合わせすごい好き
    • 狂犬が「〜〜〜ッおれ行くわ」って単独行動に走ろうとするのを、過去に狂犬だった男が雑に制止する良さ
  • ララが「エリが一人で逃げたらしい」と言い終わるか終わらないかで「あァ!?」って噛みつくユウも良い
    • 佐野岳はたくさんたくさんアドリブを織り交ぜているそうだけど、それがユウのネジぶっ飛んでるキャラとマッチして、より彼を際立てることに成功してて、見てるこっちまで嬉しい
  • 馬場さん確保に動く琥珀さん、雨宮、RUDE。ここでやっとパルクールアクションを堪能できて良かった! そうそう、これがなくちゃ!
  • 琥珀さんとピーの連携って新鮮でとてもいいですね
  • ていうか馬場さんを追い詰めるまでのピーの動き、これぞ!!! という感じで何度観ても飽きない
    • 相変わらず重力無視して壁走ってて意味がわかんねえ
  • 皆も追いついてやっと馬場さん確保だ〜! と安心しかけたところであらためて源治が登場するのが本当ずるいって
  • 鞘を投げ捨てて不敵に笑みながら近づいてくる源治、倒すべき存在とはいえ格好良すぎる
    • サムライ・ターミネーター、なんとしても海外進出してほしい
  • 彼とバトる雨宮のほうも格好良すぎて、さすがに雨宮推しになりそう
  • 鎖「ジャラジャラ」
  • 雅貴「これだ!(頭上に電球ぴこーん)」
  • 「鎖を巻けば日本刀相手に肉弾戦できるよ!」という発想、小学生男子か?????
  • とか内心ツッコミ入れながら観てたけど、広斗が両の手に鎖を巻いてゆらりと構えた瞬間、脳内に住む中学二年生が3,000円握りしめて合皮のライダース買いにしまむらへ走ってった
  • え〜〜〜ん雨宮格好良いよ〜〜〜!!!!!
  • 一瞬の判断で雅貴と広斗が連携し日本刀バキーン折ったところでこっちのテンションもウゥワーーーーー!!!!!
  • しかも追い詰められた源治がニヤァって笑うのめちゃくそに格好良すぎて鼻の穴すごい膨らんだ
  • 源治を撃破した2人のうち、広斗だけがだるそうに鎖を投げ捨てるのがまたいいですね……
  • 雨宮兄弟いい……いいよ……最高だよ……
  • ところ変わって無名街。資料とエリを追うべくやってきた山王とRUDEの前を、鬼邪高がぶっちぎっていく展開がアツい
  • 古屋「SWORD魂じゃ〜〜〜!!!」
    • この子日向みたいなこと言ってる!!!
  • そして村山が九龍にまで「ちゃん」付けしてるの、な、納得感〜〜〜
  • ラスカルズが「鬼邪高に加勢するぞ」って加わるのも良さ〜〜〜
    • ザム2では加勢される立場であり、そもそものポリシーが「立てるうちは自分の足で立つべき」だったROCKYのこの言葉ですからね
  • 一方、エリを追ってスモーキーの墓へやってきたコブラ
  • 想像していた第一声: 「お前がエリか。来い(腕グイー)」
  • 実際の第一声: 「エリちゃん、だよね」
  • あっこれコブラっていうか岩田剛典さんだ
  • 「良かったあ……頼みがあるんだ」
  • 岩田剛典さんだ
  • たたみかけるように山王とRUDEの動きが同時進行していくのが、テンポ感あって好き
  • 個人的にMVPと思ってるのが、無名街地下通路でのユウの動き
  • ヒャッハァーーーーー!!!!!
  • HIROさん、彼をハイロープロジェクトに加えてくれてありがとう
  • 「鬼さんこちらァ!」
  • HIROさんありがとうポイントがもう満額
  • ラリった笑い声を上げ壁を走り、小さくしか映らない画面の奥でもライダージャンプ
  • 「ねぇなんかあるよー!」っていう口調に人懐っこさが表れてる
    • トんでるキャラだけど、新入りだけど、皆とちゃんと関係性を築いてる……良い……
  • 資料を探してる間はぎゃあぎゃあと騒いでいたユウだけど、いざ目的の資料が見つかると黙ってタケシやピーをうかがうような目になるのが、なんかもう性格出てるな〜と思う
  • 佐野岳がユウというキャラクターを演じたことに感謝したい……
  • 時を同じくして山王はコントやってるのなんなんだよ
  • ダン「もうすぐ爆発すんねんぞ!」
  • ノボル「じゃあ爆弾の線を切ろう!」
  • あれっノボルなんかバカになってない?
  • ダン「そんなんできるわけないやろ!」
  • 九十九「よし爆弾探すぞ」
  • バカしかいねえ!!!
  • 爆弾を見つけたら見つけたでその反応もあまりにひどい
  • ていうか「これ、爆弾の受信機じゃないですか」ってひと目で判別するチハルなにもんだよ
  • 「こういうときはどれか切るのがパターンだろ」
  • 「取り敢えず1本いっとくか」
  • 九十九さんちょっと黙ってて
  • 「これ(配線)、よく見たらSWORDのチームの色やな」
  • なんで?????
  • 「じゃあこれしかないでしょ……山王連合会のオレンジ!」
  • なんで??????????
  • というかこのくだりこそ、もうちょい削ってもよかったんじゃないかなあ……ww
  • いや〜〜〜DTCとカニ男たちの葛藤をさ〜〜〜もっとじっくりさ〜〜〜(何度でも言う)
  • けっきょく1回目の爆発は阻止できず決行されてしまうけど、その火力がまじでとんでもなくてちょっと笑った
  • 日本で撮影できる最高限度の火薬をぶちこんだのはもはや有名な話だけど、その量の火薬をこんっっっな近くで爆発させるの普通に危ないだろ
  • 製作陣の方々、「政府主導の爆破セレモニー」って響きにあてられちゃって本当に頭のネジ何本かどこかにいってしまったんじゃなかろうか
  • スローモーションで逃げるコブラとエリの表情。エリちゃん普通に超怖がってんじゃん!
  • このへんは2人とももう演技とか抜きにしてびびってる感じがあった
  • 少なくとも見てるこっちはびびった
  • その爆発で地下通路もダメージを受けて、タケシが柱の下敷きになった瞬間ぞっとした
  • スモーキーに続いてタケシも、とどうしても悪い予感が浮かばざるをえない
  • ハイローの神はRUDEにかくも試練をお与えになる……
  • もがくピーをユウが引きずって脱出するの、普段のイメージからすると役割が逆のようだけど、こっちのほうが良いなと思い直した
  • スモーキーが皆に「無名街から出ていく準備をしろ」と伝えたくだりで、泣き叫ぶララとエリを引っ張っていくのもユウなんですよね
  • スモーキーのことを慕っているユウだから、このときのことが頭の片隅に残ってて、「俺がみんなを逃がさなきゃ」って気持ちになったのかなーと
  • タケシに「俺に構うな、早く行け!」って言われた瞬間、ユウがなにかを思い出したように中空を見つめたのはそういう意味だったと思ってる
  • ユウの「ちくしょう」は口癖なのかなー、良いなー
  • 外で『邪魔するやつを蹴散ら』してる鬼邪高も、待ってましたと言わんばかりの活躍をみせてて胸がすく
  • 大爆発が起きても大乱闘スマッシュブラザーズ続行してるの、よく考えたら面白い
  • けど、資料を受け取った雨宮兄弟を見送った村山、たがが外れたようになってしまっていて怖かった
  • 「あ? なんだよクソボケ、オラ」って、こんなに口悪いことあったっけ
    • 古屋あたりが止めてくれないとこのまま相手を殺しちゃうんじゃないか、ってぞっとした
  • 見送られた雨宮兄弟のほうは、爆破セレモニー会場(←もうこの表記を打ってるだけで笑う)へ向かうわけだけど、そこで達磨がニヤッニヤしながら待ってる時点で「あーこらもう駄目ですわ」って笑いが出てくる
  • コブラちゃんのバイクにタンデムしてぎゅってしがみつくエリちゃんはひたすら可愛いですね
  • あと琥珀さんはポイ捨てやめてくれ
  • ていうか相手はマジもんのヤクザであり自分らの本拠地をほぼ壊滅に追い込んだ組織である九龍でしょ、それとの最終決戦にあたって「よっしゃ!!!!! 車にありったけ花火積むぞ!!!!!!!!」ってなるのあまりにもおかしいでしょ達磨一家
  • 前の晩にみんなでマッドマックスFRでも観たの?
  • でも日向が心底楽しそうに笑ってるから、それでいいのかな
    • 少なくとも加藤や左京以下のメンバーたちは、それでいいと思っていそう
    • 復讐にとらわれたままだったら、こんな戦い方で九龍と対峙するなんてこと思いつきもしないだろうしなあ
    • ていうか加藤イキイキしすぎてて笑う
  • 見た目マッドマックスのトンチキ花火カー、いざ発射してみたら完全に純度100%のキングスマンで変な声出た
  • きたねえ花火だな!!!!!
  • 威風堂々流せオラ!!!!!
  • 九龍、そして九龍と癒着した政府との「大人の喧嘩」において、花火で立ち向かう達磨一家。まじクレイジーすぎる。最高のお祭り隊長
  • この花火の混乱に乗じて(どう乗じたのか正直よくわからんけど)セレモニー会場に乗り込んだ琥珀さんと雨宮兄弟、警備員を身体で押しのけながら叫ぶっていう泥臭い方法をとるのがアツい
  • 琥珀さんも雅貴も、そして広斗も、一般の方々相手には手を出さないんだな〜となんか感慨深かった
  • 警備員をふりきれずもどかしく思い始めたところで、西郷が背中を押してくれる展開がまた素晴らしい
  • 琥珀さんは「正しく生きる」ことをポリシーにおいているけど、偉い大人たちによってその思いをことごとく邪魔されてきた、でも、最後の最後にこうして「正しい大人」が手を貸してくれたんだよなあ
  • ただ「大人たちをぶっ潰す」だけに終わらない、希望の残る幕引きになったなと思う
  • コブラのほうも、拳を使わず決着をつけててぐっときた
  • 紆余曲折あったけど、コブラも大人になった
  • そして黒崎や克也の表情を見るに、そんなコブラの成長を買っているのが良い
  • 西郷さんも皆の成長を感じているだろうけど、何を言うでもなく一つ頷いて去っていくというのが憎い!
  • 琥珀さん「本当にこの国のことを思うなら、逃げも隠れもせず、正しく生きろ!」
  • か、か、格好良い〜〜〜〜〜!!!!!
  • 国を語る琥珀さんまじで格好良い、伝説の総長は伊達じゃない、SWORDの物語の始まりと終わりを担う主人公は琥珀さんなんだ
  • そして、西郷を見送りながら雨宮兄弟には尊龍の、琥珀さんには龍也さんの顔が脳裏に浮かんでいるのが泣かせる
    • 彼らの存在を忘れることはないけれど、縛られることはなく前に進んでいくんだなあ
  • そしてエンドロールに入る直前、ドラマシリーズからのタイトルを順に映すこの10秒前後がとても感慨深くて、ハイローという物語がまるでステージを降りる前に客席へ頭を下げて手を振っているような感じがして、ああ良いなあ、良い最終章だったなあ、と実感した
  • エンドロールも製作陣の愛情に満ちてて最高だった
  • 山王と村山の新規シーン、最後に言葉を交わすのがチハルと村山ってのがもうたまらないじゃないですか
  • ドラマシリーズ、シーズン1の第1話ラスト、チハルの独白を思い出さないわけがない
  • SWORDの物語の始まりを担ったのは琥珀さんだけど、語り部として口火を切ったのはチハルなんだよなあ
  • チハルと村山のやりとりによって、その頃に戻ってきたような気がした
  • 戻ってきたうえで、それぞれにそれぞれにとっての「前」へ進んで行くような
  • ラスカルズもRUDEも達磨も、もちろん鬼邪高も、未来を見ているのが嬉しい
  • エンドロール後のシーンについてはもうね、スピンオフ待ってます! という気持ち
  • もちろん「続編作って!」とか「ドラマシーズン3やって!」とか要望は尽きないんだけど、それをひとまず置いておいて、「良い最終章だった!」と笑顔で言える作品だったと思います
  • ハイローありがとう!

終わりだよ〜

これだけの情報をぎっしり詰め込みながら、キャラクターたちが大人になる様子もしっかり見せてくれる良い映画だと思った。上映時間118分らしいけど体感5時間くらいの充実度!

観れば観るほど楽しいのがハイローの良いところなので、これからも映画館に通うつもり。ハイローを好きになって人生が楽しい! いるかわからないけど、最後まで読んでくれた方はお疲れさまでした!