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わくぺめも

‪実写版ジョジョ2に出演して、完成披露試写会の場で登壇してあいさつ‬する夢。

登壇すると、客席のかなり前の方に共演者の神木隆之介くんが座っていて、ニコニコとこっちを見ている。身を乗り出すようにしてくれていて、そういう「あなたが話すのを楽しみにしていますよ、ちゃんと聴く準備がありますよ」と物語るような姿勢がありがたいな、と思う。だから神木くんは友だち多いんだろうな、とぼんやり考える。

後方ではマスコミのカメラのフラッシュが絶え間なく焚かれていて、壇上も若干熱い。口を開きかけたところで、自分の演じた役名を忘れたことに気づく。むしろ最初からちゃんと覚えていなかった気がする。さすがに役名がわかんないのはアレかな、と少しだけ焦る。

現実にはもちろん自分が演じた役なんて存在しないし、そもそも自分はジョジョをちゃんと読んだことがないのでキャラの名前じたいろくに知らないんだけど、そこらへんの齟齬を『役名を忘れた』って設定でうまく均すあたり、夢ってすごいシステムだなと起きてから考えていた。

閑話休題。役名を忘れたため、「○○役を演じさせていただきました□□です」と切り出すことができない。そこで、「西のてっぺんをやらせてもらってます、□□です」という挨拶が口をついて出た。夢の中のジョジョ2は、東西にチームが分かれていて、それぞれにリーダーがいて、2チーム間で戦う、というストーリーらしかった。どう考えてもハイローに影響されているけど夢の中ではそんなこと気づけない。大真面目に名乗った。西のてっぺんやらせてもらってます!

そうしたら、神木くんが「おおー!」と声をあげて手を叩いて、場を盛り上げてくれた。本当優しいな。だから友だち多いんだろうな。

続けて、自分が演じたシーンについて話そうとしたんだけど、そういえば完パケした作品では自分が出演したシーンがことごとくカットされていた気がする……と、そのタイミングになって思い至った(これも夢の中の世界に齟齬が出ないようできる限りうまいこと調整されている感じがある)。それで、客席の下手側に座ってこちらを見ていた監督に、「なんか自分のシーン全カットされちゃってて〜」と冗談ぽく話を振った。そこでも神木くんが「え〜ちょっと監督〜!」と茶化してくれて非常にありがたかった。監督は、いやいやそんなことないよ! と慌てていた。

ここで目が覚めた。夢なのでオチは特にない。神木くんがひたすらいい人ですごかった。西のてっぺんとして、この恩は一生忘れない。